Ｍスクールは、すべての子どもたちが、安心して自分らしく過ごせる居場所をつくりたい、という思いから始まった、中学生を対象にしたフリースクールです。
自分の「好き」を大切にして、興味や関心を広げながら、未来に向かって自分のペースで進んでいける場所です。

スクールに来る曜日や時間は自分で自由に決めます。
時間割の中から、自分が好きな時間の、好きな内容を選択して取り組みます。
新しくやりたいことがあれば、企画して提案するのもＯＫ。

お子さんなりの学びや成長を後押しし、一人ひとりの個性やペースを尊重しながら、温かく見守り、共に歩んでいきます。

時間割は主に、午前中が「学習」、午後が「グループワーク」となり、以下の２つの内容で行います。

（1）　一人ひとりのペースや個性を尊重しながら学ぶ、「探究学習」「学習サポート」「創作活動」「英語」
（2）　コミュニケーションやソーシャルスキルなどの社会性を育む、「グループワーク」と「総合学習」

「探究学習」とは、自分の興味のある事柄の中から、好きなことをとことん探究する、新しい学習方法です。
問題を解いたり、一方的に教えられたりするのではなく、自分で好きな課題を設定し、自分で考えたり調べたりして、探究したことを自分なりの方法で表現します。
好きなことだからどんどん学びたくなり、その他のことにも興味関心が広がっていく、きっかけになります。

「学習サポート」は、一人ひとりのペースや習熟度に合わせて、必要な学習内容を個別にサポートします。
学習内容はお子さんと相談しながら決めていきます。

また、中学3年生は、一人ひとりの進路に合わせた対策も行います。
作文指導や面接指導は、国語科の元教員が丁寧に指導します。

「美術」（創作活動等）、「英語」（英会話等）の時間は、現役の教員が講師として、様々な学びを提供します。

「グループワーク」は、小集団で楽しみながらコミュニケーションスキルを身につけます。
エンカウンター、ソーシャルスキルトレーニング、ロールプレイなどの手法を用いたり、様々なゲーム類で遊んだりします。
時には、スクールにある卓球台で卓球をするのもＯＫ。目と手の協調運動にもなります。

「総合学習」は、スクールのイベントの企画と実施に向けた話し合いや、進路に向けた学習をします。
どんなイベントを行うのかは、自分たちで話し合いながら決めていき、コミュニケーションと社会に生きる力を養います。
また、スクールの外に出かけて行う体験活動や、様々な職業の方を招いてお話を伺う講演会など、将来について広い視野をもち、自分の進路を考えていきます。

20年以上区立中学校で子どもたちと向き合ってきた、経験豊富な元教員がサポートします。
代表は、教育カウンセラーの資格をもち、情緒障害通級指導学級（現特別支援学級）の指導経験や、特別支援教育コーディネーター、担任、学年主任として、多くの不登校生徒に関わってきた、指導のプロフェッショナルです。また、高校生と大学生の子をもつ、2児の母でもあります。

他に、現在も中学校の教壇で教える現役講師2名、教員を目指す大学生スタッフ2名の計5名のスタッフで、子どもたちをサポートしていきます。